5772人が本棚に入れています
本棚に追加
良枝『そうね。本当にあなたってすごいわ。すごく頭のキレが良くて、いつもどんなことが起きても冷静に物事を進めていくし。』
井『そんなに褒めたって何も出ないぞ。』
良枝『何もいらないわ。私あなたがいればそれで良いもの。』
井『良枝……。』
鈴はそこまで聞いてまたもイヤホンを耳から外した。
鈴(どうしましょう。鳥肌がたってしまってこれ以上は聞いていられませんね。車を追う事に集中しましょう。)
そして鈴は会話を聞くのをやめて車を追う事に集中した。
が、追っている途中で、
鈴(2人一緒にどこかへ出掛けるわけじゃなさそうですね。この方向は…岡村良枝の自宅に向かっていると考えても良いですね。先回りして2人を待ち伏せしましょう。)
鈴は赤い点の動きを見ながら2人がどこへ向かっているのか確信し、先回りすることにした。
最初のコメントを投稿しよう!