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支度を終えると、持っていくものを確認して槙は部屋を後にした。
そして、借りてきたレンタカーに乗ると良仁が宿泊しているホテルへと向かった。
槙(莉子さんが良仁の泊まってるホテルの名前知っててよかった。)
1時間後。
ホテルへ到着した槙は、ホテルの玄関が見える位置で車を停めた。
そして良仁が出てくるまでの間、資料をペラペラと見直していた。
槙(う~ん…良仁が今進めてるのはリンゴを使ったものをより多く出すカフェか。このカフェできたら識が行きたがるだろうな。…おっとそんなことより考えないといけないことがあったな。さて、どうやって発信器を良仁につけるか。)
槙はどのようにして発信器を良仁に取り付けるか悩む槙。
槙(できれば口の近くがいいよな。じゃないと、盗聴器の意味がないしな。でも、匡一さん作のは結構口から距離があっても聞き取れるんだよな。となると、スーツのえりの裏が一番最適だけどダメそうならどこか上半身のつけれそうな所…ってえりの他にあるか?…ないよな。ということはやっぱりえりの裏を狙うしかないか。そうなると、良仁にぶつかってしりもちをつかせて、立ち上がらせるときにごみを取るフリしてえり裏につけるか。…もうこの方法しか思いつかないしな。)
槙は色々と考えたが良い案は1つしか思い浮かばなかった。
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