・それぞれの報告

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識「はい、結構長い時間録音してあるから自分で早送りとかしてね。」 識はパソコンのマウスを槙に渡した。 槙が録音したデータを聞いている間、識は自分と槙用にカフェオレを入れて槙にそれを持って行ったあと、識が寝ている間に槙が作っておいたアップルパイを自分で好きな大きさに切って、それを満面の笑みを浮かべて食べていた。 それから1時間半後。 アップルパイを食べ終わり、学校の課題を片付けていた識。 すると、 槙「……うげっ!もうダメだ!こんなの聞いてられるか!」 槙はすごい勢いでイヤホンを外してそう怒ったように叫んだ。 そんな槙を見て、 識「ねっ、恋人だったでしょ間違いなく。」 槙「あぁ。でもこれ以上は聞いてられない。うわっ!すっげぇトリハダたってる。これはいったんおいとく。話の続きをしてくれ。」 槙はすごい勢いで腕をさすりながら識に話の続きをするように言った。
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