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識「あっ!この会話…井坂が話してた会話とつながるね。やっぱり鎌田が裏で井坂達に情報を渡してたんだ。」
レコーダーの内容を聞いた識は確信したようにそう言った。
槙「そうだな。でも、裏切ってるって言う一言では片付けられないよな。この人もこの人で切羽詰まってるんだろうし。」
識「まぁ、何か事情がないと裏切ったりしないよね。高校からの親友を。って槙どんな事情があるか知ってるの?」
槙の言い方に首をかしげてそう聞く識。
槙「はぁ?知ってるも何も……識、お前もしかしてこの録音した内容全部聞いてないんじゃないだろうな?」
そんな識を見て槙が怒りを含んだ声でそう言った。
識「…えっと~、ところどころはちゃんと聞いてたんだけど、ほらさっき槙もトリハダ立ったって言ってたでしょ。俺もずっと聞いてるのつらくってさ。」
しまったと思いながら言い訳する識。
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