・それぞれの報告

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槙「あぁ、実はさここの店ってオカマの人しか居ないらしい。」 識「……オカマの人だけ…じゃあ、この人も?」 槙の言葉に目を見開き、写真に写っているリクを指差す識。 槙「もちろん。その人はその店のママさんのリクさんだ。声も結構女の人みたいだった。ちょっと声が低いくらいでさ。」 識「へぇ~。でも写真だと女の人にしか見えないね。」 槙「だよなぁ。俺もかなりびっくりした。でも写真でこれだけきれいなのに、実物はもっと綺麗らしい。」 識「そうなんだ。って何でそんなこと知ってるの槙?」 識はまたも不思議そうに首をかしげる。 槙「この人清美さんの知り合いなんだよ。で、清美さんがそう言ってたんだ。」 識「そういうことね。」 槙「そういうことだ。で、他に何か報告することは?」 識「もうないかな。」 槙「そうか。じゃあ次は俺だな。と言ってももう俺が調べたことは全部言っちゃったんだよな。」 槙は苦笑しながら言った。
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