5772人が本棚に入れています
本棚に追加
悠「まだあきらめるのは早いですよ岡村良仁さん。」
悠は良仁の問いに答えることなくそう言った。
良「何故、私の名前を知っているんですか?どこかでお会いしたことがありますか?」
良仁は怪訝そうな顔をして再度悠に聞いた。
悠「お会いしたのは初めてです。」
良「そうですよね。」
悠「お会いしたのは初めてですが、私はあなたのことを知っています。」
良「何故知っているんですか?」
なかなかちゃんとした答えが返ってこず、少しイライラした様子の良仁。
悠「さっきリクさんの話に出てきた探偵とは私の事です。」
良「えっ?………・えぇ!?」
良仁は最初、悠の言っていることが理解できなかったが、少し間を開けてその間に理解したのか、次は驚きの声を上げた。
良「あっ!すいません。」
大きな声を出してしまい、周りのお客さんに何事かというように自分が見られていることに気付いた良仁は恥ずかしそうに周りの人に謝罪した。
最初のコメントを投稿しよう!