『納得屋』

・鈴と利次

リクが部屋を出て行ったあと、

鈴（今、時間がないというの分かったんでしょうか？後でちゃんと説明をしないといけませんね。）

鈴は後でリクに話をすることにして、

鈴（さて、起きる前にする事済ませましょう。まだあと少し時間があるみたいですから。）

気絶している鎌田の所へ向かいながら、耳につけているイヤホンの音量を上げた。

耳につけているイヤホンからは悠と良仁の会話が聞こえていた。店にいるときは、音が外に漏れないように小さい音で聞いてたため、ここへきて音量を上げたのだった。

鎌田の所へ着くと、まずは顔全体を見るためまだつけたままになっているマスクを外した。

鈴（間違いなく鎌田ですね。次は……ちょっと失礼します。）

鈴は鎌田のスーツのポケットというポケットの中に手を入れて何かを探し始めた。
探し初めて数分。

鈴（あっ、ありましたね。…２つですね。）

鈴は目的のもの…鎌田の携帯を見つけた。