・鈴と利次

14/15
前へ
/557ページ
次へ
そんな事をしていると、イヤホンから聞こえる話が鎌田の話へと移った。 鈴(そろそろ移動しないといけませんね。) 鈴はそう思いながら、未だに自分をにらんでいる鎌田に、 鈴「ではそろそろ行きましょう。」 そう声をかけて近づいて行った。 が、 鎌「!!何故いかないといけないんだ!本当に良仁がいるかもわからないのに!」 鎌田はそう言って逃げようとした。 鈴「逃がしてあげることはできないんですよ。それに、岡村良仁は居ますよ本当に。嘘だったら、貴方のいう事をなんでも聞きますよ。」 鈴はそう言って、一気に鎌田に近づくと鎌田の腕を後ろで拘束した。 鎌「いっ!」 鈴「さぁ、行きましょうか。あっちの部屋に入ったらすぐにこの手は離しますから、それまで我慢していて下さい。」 鈴はそう言って痛がる鎌田を推しながら悠たちのいる部屋へと向かった。 今までいた部屋を出る際、 鎌「離せ!何なんだあなたは!?」 拘束された手を解放しよう暴れていた鎌田だったが、 鈴「大人しくしていてください。じゃないと、また気絶してもらわなければいけなくなりますよ。」 鈴のこの一言で抵抗するのをやめた鎌田。
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5772人が本棚に入れています
本棚に追加