・話し合い

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そんな2人の間に、 悠「鎌田さんそろそろ全部話して楽になっても良いんじゃないですか?私は知っていますよあなたが井坂との電話の後に謝っていたのを。それにあなたが岡村さんを裏切らないといけなくなった理由も知っています。でも、それはあくまで私の推測であって確証のある事実ではありません。だから、ご自分の口で真実を話して下さい。岡村さんもさっき話していたことを忘れてしまいましたか?」 悠が入って行き、良仁の手を鎌田から離しながらそう言った。 良「あっ…すいません。」 良仁ははっと我に返り、申し訳なさそうに悠に言った。 が、 鎌「…………。」 鎌田は何も言わない。でも、鎌田がさっきとは違い、話するのを迷っているような表情をしていた。 それに気づいた悠は鈴の方をチラリと見た。 鈴はその視線に気づき頷くと、 鈴「自分の口からどうしても言いたくないというのであれば、これを見せた方が良いですね。」 鎌田の方を向いてそう言って、入口のドアの前から3人の所へやってきた。
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