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悠(良仁と同じ意見ですね。やり方が無茶苦茶過ぎです。…まぁ、あっちはプロでしょうから借用書…契約書の偽造もおてのものでしょう。それに、確かに誰が井坂に鎌田の事を話したんでしょう…色葉さんたちが調べていたんでしょうか。)
鈴(この話を聞いていると、この金融の被害者は多く居そうですね。それにしても良仁の言うとおり、誰が鎌田の事を調べたんでしょう?色葉さんたちですかね。)
良仁の声を聞いて悠と鈴はそれぞれ心の中でそう思っていた。
鎌「父さんが見てサインした契約書とは違うと父さんは言っていたけれど、サインは間違いなく父さんの字だった。ハンコもちゃんと押してあったんだ。」
良「そもそもどうしておじさんはそんなにお金が必要だったんだ?」
鎌「さっきも言っただろ。父さんには俺も知らなかったが、ギャンブル癖があったんだ。それが定年迎えて暇を持て余している今、また再発したんだ。」
良「ギャンブル…あのおじさんが…。」
良仁は信じられないというように目を見開いてそう言った。
鎌「あぁ。俺も母さんも知らなかった。どうも、母さんと知り合う前はそうとうひどかったらしい。…借金してることがわかって初めて知ったんだよ。」
鎌田は『もっと早くわかっていれば…』という思いから、悔しそうに顔をゆがめた。
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