・話し合い

13/27
前へ
/557ページ
次へ
悠「いえいえ、気にしないで下さい。それよりもお2人とももう大丈夫ですか?」 良「はい。利次の事情はちゃんと理解しました。これからの会社の事、利次の家の事は2人で考えます。」 良仁はそうすっきりしたような顔でそう言い、 鎌「今日、良仁に話したことで今までずっとここでモヤモヤしていたものがはれました。…最初から良仁に相談するべきだったんですよね。変に悩んでしまったせいで自分のまわりの人も結局巻き込んでしまいました。それに気づかせてくれてほんとうにありがとうございました。」 鎌田は苦笑しながらもどこかすっきりしたようにそう言った。 悠「私は話をする場を設けただけですよ。では、これから私の本題を話していきたいんですけど良いでしょうか?」 良「本題ですか。」 鎌「本題?」 悠の言葉を聞いて莉子の事だとすぐに気付いた良仁。 『本題』の意味が分からず『?』を浮かべる鎌田。 悠「本題というのは、OSTの会社の事と莉子さんの事についてです。」 鎌「莉子さんの名前がどうしてここで出てくるんですか?」 鎌田は悠たちが莉子に依頼されていることを知らないため、訳が分からずそう聞いた。
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5772人が本棚に入れています
本棚に追加