・最終準備

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これ以上言っても絶対に料金を上げてくれる事はないのは毎度のことなので、槙と識はしぶしぶ納得して清美に千円を払って自分たちの部屋へ戻った。 部屋に戻った2人は、 識「絶対にお金取ってないなんてことないよね。」 槙「あぁ。ほかの情報屋はあれだけの情報聞いたらもっと料金高いもんな。はぁ…先生も清美さんもいつになったらまともにお金を受け取ってくれるようになるんだろうな。」 清美本人に言えなかった文句を2人で言い合っていた。 識「一人前になったら受け取ってもらえるんじゃない。今はまだ半人前だから。」 槙「受け取ってもらわないと困る。さて、この話はこれくらいにして明日の事話するぞ。」 槙は台所へ向かいながらそう言った。 識「そうだね。あっ、俺ココアが良い。」 槙「了解。デスクのパソコンとノートパソコンを立ち上げて、テーブルの上に資料とか出しといてくれ。」 識「わかった。」 それから10分後。 テーブルの上には、ノートパソコンと資料、槙用のコーヒーと識用のココア。そして、シュークリームが3つのった皿と2つのった皿がおかれた。
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