・集合

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槙「識、次のサービスエリアで運転交代するから寄ってくれ。」 識「了解。やっと夜食が食べられる。」 識は槙の『交代』という言葉を聞いて笑みを浮かべた。 2人は予定通り11時にアパート出発した。 出発して3時間経ったため、槙は識と運転を交代することにした。 そしてサービスエリアに到着して車を降りたついでに槙はトイレに、識はお茶を買いに行った。 戻ってきた2人は逆の位置にそれぞれ座った。 識「槙、おにぎりの入った鞄どれ?」 槙「ちょっと待てよ。どれだったっけ………あった。」 槙はそう言って袋を後ろからとるとそれを識の方へ差し出した。 すると、識がすごい勢いで袋を取り、中にあるおにぎりの入っているタッパを取り出した。 識「ねぇねぇ、これはどれがどの具なの?」 槙「右から鮭、おかか梅、ツナマヨ、明太子の順に1列ずつ並んでる。…匂いかいだら俺も欲しくなったなぁ。鮭1つ取ってくれ。」 識「だよねぇ。はい、鮭。」 識は槙に鮭を渡した後、自分もツナマヨを手に取り口へ運んだ。 このおにぎりは夜9時に起きてすぐに槙がせっせと作った手作りおにぎり。
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