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槙「はぁ…良仁たちがこっちに来るのは7時だからなぁ。」
心のこもってない謝罪に呆れた槙はタメ息を吐いてそう言った。
識「あと1時間半あるね。ねぇ、もう熊田さん事務所にいるんじゃない?」
槙「そうだな。連絡してみるか。昨日は連絡しても出なかったからなぁ。出てくれることを祈ろう。」
槙はそう言って仕事用の携帯を取り出し、熊田に電話をかけた。
プルルプルル…
熊『もしもし。』
悠「あっ、朝早くからすいません。得屋悠です。」
熊『おぉ。誰かと思ったら、どうした?こっちに来るのは6時半くらいだと聞いてたが。」
悠「それがちょっと予定が変わりまして。熊田さんはもう事務所の方に来てますか?」
熊『あぁ、いるぞ。』
悠「じゃあ、今から行っても大丈夫ですか?」
熊『大丈夫だ。』
悠「じゃあ、すぐに行きます。」
熊『わかった。』
悠は熊田の返事を聞いて電話を切ると、
悠「もういるそうなので行きましょう。」
悠はそう識に声をかけて車を降りた。
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