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それに気づいた識は手で丸を作って槙にOKサインを出した。
依『…はい。わかりました。私が住んでいる市まででも大丈夫ですか?』
槙「十分です。」
依『私が住んでいうのは●●県の△△市です。苗字は岡村(オカムラ)という言います。』
槙「●●県の△△市に住むんでいる岡村さんですね。」
槙が繰り返した言葉を識は用意していたメモ帳にメモした。
槙「わかりました。では、会いにいける日付、待ち合わせの時間、場所などの詳しいことはメールを送りますので。都合が悪い場合はまた返信を下さい。」
依『はい。』
槙「わざわざお電話ありがとうございました。最後にお願いしたいことがあります。」
依『何でしょう?』
槙「私たちの事は誰にも話さないでください。それだけです。」
依『わかりました。』
槙「よろしくおねがいします。また連絡させていただきます。失礼します。」
槙はそう言って電話を切った。
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