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そして続けて、
熊「誰の車でどこに移動する予定なんだ?」
悠「車は岡村莉子さんの事を依頼しに来た男…井坂の車で、目的地は『ブロンズ』という所へ行く予定です。」
熊「あの男か。なら覚えてるから大丈夫だ。まぁ、初めて見る人と車でも1回見たら忘れねぇから大丈夫だ。」
熊田は自信満々にそう言った。
悠「もし車を見失った場合はこれを使って追いかけてください。これも使えなくなったらさっき言った『ブロンズ』という店に向かってください。これ地図です。」
悠は小型のパソコンとインターネットで『ブロンズ』の場所を調べて印刷しておいた地図を熊田に渡した。
熊「わかった。…岡村莉子さんとあんた達を乗せた車の後をつけて、車を見失った場合はこれでこの赤い点を追いかけえて、これもダメになったらここへ向けば良いってことだな。」
悠「はい。」
熊「それで、追いかけて目的地に着いた後はどうすれば良い?」
悠「『ブロンズ』へ着いた後は……。」
悠はそこで言葉を切ると、持ってきていた大きな袋を机の上に置いた。
熊「これはまた重そうな荷物だな。」
悠「えぇ。まず『ブロンズ』へ入る前にこの中に入っている変装グッズで3人とも変装してください。」
悠がそう言うと鈴が袋の中から何個が変装用のグッズを取り出して熊田の前に置いた。
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