・真実

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莉子の姿が見えなくなった後、 鈴「莉子さんあまり眠れていないみたいですね。隠してるみたいですけど目の下にクマがあるのがわかります。」 悠「えぇ。それに顔色もあまり良くないですし、少しやせられた気がしますね。もしかしたら今日の事を考えていたら食事をとることも眠ることもあまりできなかったのかもしれませんね。」 鈴と悠は莉子の顔を見て思った事を話ししていた。 悠「莉子さんに真実を伝えたら安心してもらえるでしょう。」 鈴「はい。早く安心してもらってゆっくり休んでもらいたいですね。」 2人がそんな話をしていると、 莉「お待たせしました。」 お茶を持って莉子が戻ってきた。 そして、2人の前にお茶とお菓子を置き、2人の正面に自分も座った。 悠「…あまり体調がよくないみたいですね。大丈夫ですか?」 悠は改めて莉子の顔をちゃんと見て、あまりの顔色の悪さに心配そうに聞いた。 莉「大丈夫ですよ。ちょっと緊張してしまっているだけですから。」 莉子は無理をしているような笑顔を浮かべて悠と鈴に向けてそう言った。
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