・真実

17/21
前へ
/557ページ
次へ
悠「……私達も今日何が起こるのか予想はしていますが、予想通りに事が進むかはわかりません。なのでその場でいきなり何かをお願いすることがあるかもしれません。でも、莉子さんの安全は確実に確保します。」 悠は少し間をあけ、莉子にそう言った。そして続けて、 悠「だから協力をよろしくお願いします。」 鈴「お願いします。」 悠と鈴は同時に頭を下げてそう言った。 莉「はい。ぜひ私ができる限りの協力をさせて下さい。」 莉子は笑顔でそう返事した。 それから莉子が新しく入れ直してくれたお茶を飲みながら今日の流れを詳しく説明した。 説明していると、 ピピピピッ! 途中でアラーム音の様な音が聞こえてきた。 鈴「話の途中すみません。」 鈴はそう言って携帯を取り出し、アラームを切った。そして、 鈴「もう10時半ですね。悠、私はあっちへ戻りますね。」 と悠に声をかけた。 悠「はい。何かあったらすぐに連絡を下さい。それと、通信機をつけるのを忘れないようにしてください。」 鈴「はい。では、2人ともまた後で。」 鈴はそう言って莉子の家を後にした。
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5772人が本棚に入れています
本棚に追加