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良「ホクロですか?」
鈴「はい。顔をこちらに向けて近づいてください。」
鈴はそう言いながら化粧ポーチから黒色と茶色の眉ペンを取り出した。そして、
鈴「ホクロがあるとないとじゃ、結構顔が変わってくるんです。…目元のホクロは小さめ、鼻横は少し大きめに書きますね。」
と言いながら素早く良仁の顔にホクロを書いて行った。
鈴「はい、できあがりです。どうですか?ちょっと顔が変わったように見えませんか?」
鎌「思います。ホクロで人の顔って変わるものなんですね。」
良「本当に。これなら井坂にはバレないですね。」
2人は感心したようにそう言った。
鈴「そうですね。すごく近くで見ない限り井坂に気づかれることはないと思います。」
鈴がそう言ったとほぼ同時に、
熊『鈴ちゃん、3人が出てきた。もう出るぞ。』
と熊田から連絡がきた。
鈴「了解です。…もう出るみたいなので車出します。」
鈴は熊田に返事をした後、良仁と鎌田に声をかけて車を動かし始めた。
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