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車を発進させてすぐ、 井「今から向かうのは『ブロンズ』というカフェです。話はそこでしましょう。」 と井坂が言った。 悠「はい。でも、なぜ岡村さんの家で話をしないんですか?」 井「何か仕掛けをされたりしてたら困りますから。」 悠の問いに井坂は悠の方を向いてにっこりと笑みを浮かべてそう言った。 悠「そんなことはしていないんですけど、そういうことならわかりました。」 悠も同じように笑みを浮かべてそう言い返した。そして、 悠(仕掛けてあったら困ることってなんですか?って聞きたいですねぇ。でも、ここで聞いてもごまかされて終わりそうですから聞きませんけど。) と心の中で思っていた。 そんな2人の様子を見てオロオロする莉子と、『やってるやってる』と心の中に笑う熊田だった。 その後、あとの話は『ブロンズ』へ着いてからという事になり車の中は車のエンジン音だけが響いた。 それか20分後。 井「あっ、車を端へ停めてもらえますか?」 と井坂がいきなり熊田に言った。
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