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それから１０分後。
熊「ここで間違いないでしょうか？」
目的地に到着したため、そう井坂に声をかける熊田。
井「あぁ。着いたな。君はここで待機しててくれ。…奥様、得屋さん目的地に着いたので降りて下さい。」
声をかけられた井坂は、熊田にここに居るように指示をしてから悠と莉子に車を降りるように言った。
井坂が車から降りた後、悠と莉子も車から降りて待っていた井坂と共に店へと向かった。
それから１０分後。
熊田が待機している車の横に鈴の運転する車が停まった。
鈴は車を停めてすぐに熊田に通信を入れた。
鈴「熊田さん、聞こえますか？」
熊『あぁ。聞こえてるよ。到着するの遅かったな？』
鈴「はい。ここ車の通りが少なくて思うとおりに追いかけることができなくてちょっと手間取りました。」
熊『確かにな。』
鈴の答えに笑いながらそう言う熊田。
鈴「悠たちが店の中に入ってどれくらい経ちましたか？」
熊『１０分くらいだな。』
鈴「わかりました。熊田さんはここに居てください。何かあったらすぐに連絡するのでその時はよろしくお願いします。」
熊『了解。』
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