・解決

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ぞろぞろと男たちがトイレに向かう中、 良「と、得屋さん莉、莉子が!」 良仁が焦ったようにそう言った。 悠「大丈夫ですよ。ここで焦ってもどうしようもありません。落ち着いてください。」 悠は良仁を落ち着かせるようにそう言った。 井「いやに余裕だな。」 そんな悠を見て、井坂が怪訝そうにそう言った。 悠「余裕ですよ。莉子さんにつけている護衛を甘く見ないでいただきたい。…良仁さん、鎌田さん。」 悠はそう井坂に言い返して2人を呼んだ。 2人が来たところで、 悠「今から私は莉子さんのところへ行きます。それで良仁さん、莉子さんが出てきたらすぐに莉子さんと鎌田さんと共に入口から外へ出てください。」 小声でそう言った。 良・鎌「えっ?」 悠の言った事は聞き取れたが、急な事で理解するのに時間がかかる2人。そこへ、 井「何を話してるんだ!」 という井坂の声が割り込んできた。 悠「では、そういう事でお願いしますね。」 悠は井坂を無視してそう言うと、良仁と鎌田を残し、鈴と莉子の元へと向かった。
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