・解決

35/42
前へ
/557ページ
次へ
鈴「そうですか。じゃあ、どうしましょうか。ほかに出入りできそうなところはありませんでしたし。」 鈴が熊田の話を聞いて、この後の事を悩んでいると、 熊『入口から出てくればいいさ。今からすぐに出るってことじゃないんだろう。少し時間をもらえれば片付けらえる。』 鈴「でも、人数が多いんですよね。」 熊『強い相手があれだけ揃ってれば片付けられないかもしれないが、見る限りじゃそこまで手ごわそうな奴は居なさそうだからな。何というか見るからに口だけそうな奴が多そうだからもしかしたらあっという間に片付くかもな。』 そう言う熊田の声は何故かとても楽しそうだった。 鈴「わかりました。じゃあ、よろしくお願いします。…片付いたら連絡をお願いします。」 熊『わかった。』 鈴は熊田との会話を終え、自分の方を黙って見ていた莉子に、 鈴「気分はどうですか?」 と声をかけた。 莉「はい、さっきより大分良くなりました。」 鈴「それなら良かったです。あともう少しここで待機することにしたのでゆっくり休んでいてください。」 鈴はそう言った後、トイレのドアを少し開けて店内の様子を確認した。
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5771人が本棚に入れています
本棚に追加