・解決

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鈴(話してますね。あの様子を撮影するのは良仁と鎌田に任せてきましたし、大丈夫ですね。それにしても、いつの間にか店内に人が増えてますね。…ここに入れない人が外で待機してるってことですかね。この人たちはみんな井坂が雇ったんでしょうか?まぁ、そうですよね。みんな何故か井坂の方を見ていますし。) 店内を見渡しながら鈴がそう思っていると、良仁と鎌田が席を立って悠たちの方へ向かい始めた。 向かうなか、良仁は鈴に預けられたカメラを仕込んだ鞄をしっかりと手に持っていた。 鈴(いいですね。あれだけ近くで撮れたら悠が盗聴しているデータと合わせやすくなりますね。) 鈴は4人が何かを話ししているのをじーっと見ながらそう思っていた。 それから数分後。 まだ話をしている4人を見ていた鈴だったが、何か視線を感じドアを閉めた。 鈴(嫌な視線でしたね。そこそこ強そうな感じがしました。今の視線の人の相手は悠では無理ですね。) ドアを閉めた後、鍵をかけてそう難しい顔で考えていた鈴に、 莉「何かあったんですか?すごく難しい顔をされてますけど。」 心配そうな顔で莉子が聞いてきた。 鈴「いえ、何もありませんよ。そろそろ行動開始しそうだなと思いまして、この後の事をもう1度頭の中で確認してたんです。」 鈴は笑顔でそう答えた。
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