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鈴「うるさいですね。『弱い奴ほどよく吠える』というやつですかね。」 男たちの声に不安そうな顔をしている莉子に鈴は笑いながらそう言った。 莉「…フフッ。」 鈴の言葉に莉子は一瞬ポカンとした後、笑みを浮かべた。 それとほぼ同時に、 男「うわっ!何だ?!」 男「押すな!イテテテ!」 という男たちの痛がる声が聞こえ、 悠「今です鈴!」 という悠の大きな声が聞こえた。 それを聞いてすぐに、 鈴「莉子さん、私の後ろに来てしっかり捕まっていてください。」 と莉子に声をかけ、 莉「はい!」 莉子がそう言って後ろに来たのを確認して、かけていた鍵を開けてドアを開いた。 ドアを開くと、 男「うわっ!」 男「イテッ!グェッ!」 いきなり開いたドアに、ドアにもたれていたのか男数人がそのままトイレの中に倒れてきた。
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