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そして鈴の方を向いた井坂は目に映った状況に息をのんだ。
それは、その状況に気づいた鎌田も同じだった。
2人の目に映っていたのは…。
男「うわっ!」
男「ぐっ?!」
鈴に襲い掛かっていく男たちが次々と気絶していく姿だった。
井「…おい!何してるんだ!そんな女1人に何をてこずってるんだよ!?」
井坂ははっと我に返ると怒りを含んだ声でそう言った。
そんな井坂に、
悠「だから言ったじゃないですか。強い護衛をつけていると。数が多ければ勝てると思っていたのならとんだ思い違いですよ。」
悠は呆れた様にそう言った。
それを聞いて井坂が、悠の方を向くとそこには莉子を抱きしめている良仁と良仁ということを知らないために見ず知らずの男の人に抱きしめられていると思い、困惑している莉子の姿が目に入った。
井「…クソッ!何で何もかもうまくいかないんだ!?」
井坂はそう言った後、鈴のいる方に向きなおして、
井「何を使っても。どんな手を使っても良い。半殺しでも何でもいいから早く捕まえろ!」
と男たちに指示を出した。
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