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莉「あたしもごめんなさい。良仁さんの事、あたし全然考えてなかった。あたしだけが被害者だって思い込んでたの。」
そんな良仁に莉子も涙ぐみながら首を横に振ってそう言った。
良「いや、莉子は悪くない。俺が悪いんだ、全部ちゃんと話をしておけばこんなことにはなってなかった。」
莉「ううん、あたしも悪いの。良仁さんだけが悪いわけじゃない。あたし達……。」
莉子がそこまで言ったところで、
井「いい加減にしろ!」
井坂がそう叫んで会話を止めた。
井「くそっ!何で俺の思うとおりに進まないんだ!?」
井坂は近くの壁を思い切り殴りながらそう言った。
その時、
??「だから金を出し惜しみせずすべてを俺に任せておけばよかったんだ。」
という男の声が聞こえてきた。
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