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それを見て、
熊「あんた鬼だなぁ。」
熊田は男の方を見て笑いながらそう言った。
それを聞いて、
悠・鈴(まぁ、自業自得といえば自業自得ですよね。)
悠と鈴は心の中で同じことを思った。
そして男は、
男「鬼か…良いねぇ。でも今のはちょっとしたうさばらしだ。あそこまで完璧に計画を練ってやったのに失敗されたからな。少し腹がたったんだ。」
ヘラヘラと笑いながらそう言ったが、目は全く笑っていなかった。
男「さて、俺の用は済んだし帰るかな。」
男はそう言ってドアのぶに手をかけた。そしてそのままの状態で鈴と悠の方を向いて、
男「今回、俺が関わってたら絶対に成功させてやったのになぁ。まぁ、今更そんなこと言っても仕方ないけどな。…今度、敵としてちゃんと会えるの楽しみしてるぜ。『納得屋』。」
そう自信満々の笑みを浮かべてそう言った後、男は店から出て行った。
男が出て行ったあと、
鈴「あの男は何者なんでしょう?」
鈴は隣にいる悠にだけ聞こえるようにそう言った。
悠「同業者だろうってことしかわかりません。でも、今回の事にあの人が関わっていなくてよかったです。」
鈴「そうですね。」
悠「さて、今はあの男よりもこっちの事を考えましょう。」
鈴「はい。」
2人は男の事を考えるのは後回しにして良仁、莉子、鎌田の方を向いた。
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