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その頃悠たちは、
悠「では、岡村さんの家へ戻ってからの話ですが…。」
と岡村家に戻った時の話をしていた。
悠「井坂さんと話されるときに、万が一の事を考えて私と熊田さんも立ち会わせていただきたいのですがよろしいですか?」
良「はい、かまいません。むしろ、いて下さる方が安心して話ができます。」
悠「そうですか。あっ、それとですね。さっきいた男について井坂さんに聞きたい事があるので、岡村さんの話が終わった後、井坂さんと話をさせてもらいたいんですけど?」
悠は思いだしたように再度良仁に質問した。
良「はい。私との話し合いはすぐに終わると思うので、そこまでお待たせすることにはならないと思います。」
悠「それは良いんですけど、何の話をされるつもりなんですか?」
良「どうして今回のようなことをしようと思ったのか、他に仲間はいないのかなどですかね。それを聞いて、今後井坂と会社をどうするか決めようと思いまして。まぁ、どんな理由であろうと井坂の事を許すつもりはありませんけどね。」
そう言って良仁は悠の横に寝かされている井坂をにらんだ。
悠「そうでしょうね。あっ、そういえば鎌田さん。」
鎌「はい?」
悠に声をかけられ不思議そうに返事する鎌田。
悠「井坂さんとの話が終わった後、話したいことがあるので時間をとってもらいたいんですけど。」
鎌「そうですね、あの話したいことって何ですか?」
悠「『広々』の事についてです。」
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