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鎌「はい。『広々金融』の事についての話ですよね？」
悠「そうです。あの岡村さん、どこか部屋をお借りしても良いですか？」
悠は鎌田の問いに答えた後、黙って自分達のやり取りを見ていた良仁の方を向いてそう聞いた。
良「はい、構いませんよ。…じゃあ、ここを使ってください。」
良仁はそう言って立ち上がると、指さしたドアの所へ向かいドアを開けた。
悠「ありがとうございます。」
悠はそう言って立ち上がると、鎌田と共にその部屋へ入った。
２人が入った後、良仁は電気をつけて部屋を出ると、ドアを静かにしめ元いた場所に戻った。
中に入った２人は向かい合わせにソファに座った。座ってすぐに、
鎌「話したい事とは何ですか？」
鎌田が悠に聞いた。
悠「鎌田さん、『広々金融』から実際に借りたお金の金額を覚えていますか？」
鎌「はい。金額の書かれた紙もちゃんと持ってます。」
鎌田はそう言って借用書を悠に見せた。
悠はそれを見て、
悠「これのコピーを持っていませんか？」
と聞いた。
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