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鎌「ありますけど、それをどうするんですか?」
鎌田はコピーを悠の方に差し出しながらそう聞いた。
悠「証拠として見せるんです。『広々金融』の先代の社長に。それと、これに不備はないかじっくりと見させてもらう為です。」
鎌「えっ?!せ、先代の社長に見せるってどういう事ですか?」
鎌田は悠の言っている意味がよくわからず、頭にはてなを浮かべてそう言った。
悠「鎌田さん、返済しないといけない期限まであと何日ありますか?」
悠は鎌田の問いに答えず、話を続けた。
鎌「えっ!…えっと、あと約2週間だったと思います。」
鎌田のこの言葉を聞いて、
悠(それだけあれば余裕で片付きますね。というか2日間…3日間後には解決できますね。)
と心の中で悠は思った後、
悠「鎌田さん、『広々金融』の事は私に任せて下さい。」
そう言った。
鎌「えっ?!ま、任せてくれというのはどういう事ですか?」
唐突な悠の言葉に鎌田はわけがわからず、混乱した頭でそう聞いた。
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