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莉「喜んでもらえてよかったです。あっ!ちょっとそこで待っていて下さい。」
と言って莉子が部屋の中へ戻って行った。
3人は莉子に言われた通り、玄関で莉子を待っていた。
すると、
良「得屋さん、熊田さん本当にありがとうございました。」
良仁が3人に向けて頭を下げ、今日何回目かわからないお礼を言った。
その横では鎌田も同じように頭を下げていた。
そんな2人に、
悠「まだすべてが終わったわけじゃないんですから。お礼はすべてが終わってからまた聞かせて下さい。」
熊「そうだな。まぁ、最後まで気を抜かずにやれよ。」
鈴「大変だとは思いますけど、良い方向に行くよう祈っています。」
3人は苦笑を浮かべてそう言った。
良「それはそうなんですけどどうしても言わずにはいられないんです。」
鎌「そうです。感謝してもしきれないくらい感謝をしているんですから。」
と2人が言ったところで、
莉「お待たせしました。」
箱を2つ持って莉子が戻ってきた。
そして3人の前に着くと、手に持っている箱を熊田と鈴に差し出しながら、
莉「これ持って帰ってください。こっちは熊田さんの分、こっちは悠さんと鈴さんの分です。」
そう言った。
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