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槙「同業者の匂いはするんだけどな。それにしても、あの男が計画の実行に関わっていなくて本当によかったよな。」
識「本当にね。関わってたらこんな簡単には片付かなかったんだろうね。」
槙の意見に識も賛同して頷いてそう言った。
そして続けて、
識「鎌田の方はどうなったの?」
槙「それが『お礼として問題を解決する』って言ったら拒否されたから依頼扱いすることになった。」
識「あぁ~、まぁなんとなくそうなる予感はしてた。」
槙「まぁな。あっ、そういえば識?」
識「何?」
槙「先生の残してる記録の中に『広々金融』って見た事ないか?」
識「あ!槙も思ったんだね。俺もなんか見た事ある気がしてたんだよね。」
槙「そうか。じゃあ、やっぱり何か資料がありそうだな。明日、授業終わったら先生の所に行って調べるか。」
識「そうだね。」
2人は家に帰るまでの間、運転を交代しながら鎌田の依頼の解決方法を話し合っていた。
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