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槙「そういう知り合いだったんですね。」
識「色葉さんからの依頼ってどんな依頼だったんですか?」
冬「地下にある資料を読み返して探してみろ。どこかにあるはずだ。」
冬慈はニヤニヤと笑いながらそう言った。
その冬慈の顔を見て、
槙・識(『自力で探せ。説明するのは面倒くさい。』ってことだな。)
と2人は冬慈が心の中で思っているであろうことが頭に浮かんだ。
識「わかりました。」
識はブスッとしながらもそう返事した。
冬「ほかにはないか?」
そんな識を気にすることなく、冬慈はそう言った。
槙「そうですね。あっ、あと『広々金融』の先代社長から『その節は大変お世話になり、ありがとうございました。また、今回はお手数をおかけしてしまってすいませんでした。』という伝言も預かりました。」
冬「そうか。ほかには?」
槙「もうないと思います。なぁ、識?」
槙は識の方を向いてそう聞いた。
識「ないと思います。」
槙の意見に賛同するよう頷いた後、そう言った識。
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