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「パパ、ママ!!うわぁああああん!!」
「ふう…こんなもんか」
サンタ?がビームを発射して親を攻撃し、家をめちゃくちゃにされ、子どもはもう泣き出すしかなかった。
「うわぁああああん!!誰か助けてぇええええ!!」
「よしよしそんなにうれしいのか、それじゃ後はこのドーベル軍曹人形を…」
「あんたなにしてんのよぉおおおお!!!!」
サンタ?が泣いている子どもにプレゼントを渡そうとした時、先程天井にできた穴から別の人物が現れ、サンタ?を思いっきり蹴り飛ばした。
「しまバン!?」
「はぁ…はぁ…あんた、クリスマスにトラウマでもプレゼントする気?子どもがすっかり怯えてるじゃない!!」
子どもはもうなにがなにやらで頭がこんがらがっていた。
しかしこの新しく出てきたサンタみたいな服を着ている人は本物のサンタだと思った。
「あん?ドロボウをぶっ潰したから嬉し泣きだろ。俺の邪魔をするなよ氷柱(つらら)」
氷柱と呼ばれた新しいサンタは、サンタであるまじき人の言葉を聞くと腰に手をあてたまま説教を始めた。
「そのドロボウを倒すのに家を壊してどうするのよ!!それに倒れてるのはこの子の親じゃない!!なにやってるのよ!!あんたはいつもいつも………」
氷柱の説教の言葉は止まることなくエセサンタに浴びせられる。
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