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「この…バカモノがぁあああああ!!!!」
2人は隊長に怒られていた。
「お前ら自分がサンタだと分かってあんな行動をしたのか!?いいか?サンタという者は子どもたちに希望と笑顔を届けるという崇高な指命がある。それなのに子どもの前でケンカ?ふざけるな!!」
「すみませんでした…」
「そうだぞ氷柱、ダメだろうが」
「お前が1番ダメだろうが!!なに子どもの前で住宅破壊しとるんだ!!貴様は希望じゃなくて絶望を子どもに与える気か!?あのあとのもみ消しに苦労したんだぞ」
「どうも~♪」
「どうも~♪ではなぁああああい!!!!そもそも貴様はサンタとしての……(ガミガミ)」
「あわあわ……どうしよう…」
隊長の説教が始まり、後ろであわあわしている女子のサンタがどうしようか必死で考えていた。
「ホッホッホ、また幸風かのう~」
「ひゃ!?」
そんなサンタの後ろから歳をとったサンタが現れ、お尻を触った。
「ホッホッホ、相変わらずいいケツじゃのう、雪子(ゆきこ)くん」
そう言われた女子―――雪子は顔を真っ赤にして老人をポカポカと叩いた。
「長老~、お尻は触ったらダメって何度も言ってるじゃないですか~!!」
「では胸はいいのかのう?」
長老は胸をムニッとわしづかみにする。
「きゃあ!?」
「フム…お主、また成長したのう~」
長老は雪子の胸を何度もムニムニと触る。
「あう…やめ……」
「この大きさはHカッぶごぁ!!!?」
堂々とセクハラをしていた長老は何者かによって吹き飛ばされ、何度か地面をバウンドしてようやく止まった。
「長老~…セクハラはお止め下さいと何度も何度も言ってますよね~……」
長老が吹きとんだ原因は氷柱による飛び蹴りによるものだった。
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