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「…というわけで次からは注意するようにのう」
「うい~っす」
長老の部屋にはいった後、3分ぐらいの説教を終えると、長老はパソコンのとあるフォルダを開けた。
「いや~長老は分かってるわ~。短い説教で終わるし、選ぶセンスもあるわ」
「ほっほっほ、ほめても選択肢は選ばせないぞい」
「わ~てるって」
2人はパソコンの画面に釘付けになり、エロゲーを始めた。
「うわ、こいつ氷柱に似てるぜ。性格も暴力的だし…」
「やはり美脚じゃのう」
「やっぱ脚技使うんだな。それで美脚になるんだったら美脚=暴力女って考えでいいな」
「だがこの子は巨乳ではないか」
「確かに。この巨乳の部分だけ氷柱と違うな…」
「ほっほっほ、巨乳でツンデレとは…なかなかやるのう」
「いや…ツンデレに巨乳はちょっとミステイクだと思うがな…」
「そうにゃ」
長老の壁からニュッと煙突が出てきて、そこから小さな女の子が出てきた。
「お、冬絵(ふゆえ)。どこ行ってたんだ?」
しかし、いきなり現れたにも関わらず2人は特に驚きもせずに小さな女の子―――冬絵に尋ねた。
「アイスクリームを買いに行ってたにゃ。食べるにゃ?」
冬絵は長老と幸風にアイスクリームを差し出した。
「おお抹茶味!!頂こうかのう!!」
「……おい冬絵」
「どうしたのにゃ?食べないのにゃ?」
「前々回はドリアン味、前回はゴーヤ味……そして今回はババネロ+とうがらし味か…」
「真っ赤な誓いにゃ」
「ああ真っ赤だな…なぜ俺にはまともな味をよこさない!?」
「実験だ……にゃふにゃふ、愛情にゃ」
「愛情があるならバニラ味をよこせ!!」
「It's mine(それは私のものです)」
「流暢な英語で答えるな!!」
そして2人はバニラ味のアイスクリームを巡って騒ぎ出し、長老は抹茶味のアイスクリームを食べながら2人の会話を聞き、ゲームを進めていった。
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