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いつまでも二人は一緒にいた。
小高い丘の上で、僕らは寝そべり、空を駆ける羊の群れを数えた。
風は頬をさすり、草は体を包む。
何のこともなく、僕らは当たり前の未来を語り合っては、腹を抱えて笑った。
君は今、何を想ってる?
君は明日、何を思い出す?
僕はただ祈る。
君が震えて、凍えて、あの時の瞳さえもくすまないように…
言葉や温もりが全てじゃない。
強く願い、深く想う。
君がただ日々をめくる度に、本当の笑顔に辿り着く事を…
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