-序章 崩れる日常-

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「幸子が…死んだ…?」 俺は教壇の前に立っている担任田中の言葉が信じられなかった 「嘘だろ?」「マジかよ?」「何で…?」 クラス中がざわめき出す 女子はすでに泣き崩れている 「何でだよ…何で幸子が!!何で幸子が死ぬんだよ!!バカじゃねぇの?昨日あんなに元気だったじゃねぇか!!あぁ?」 机を叩いて立ち上がる友也 椅子は後ろに倒れた 俺は友也を宥めた 「友也!!落ち着け!まずは、先生の話を聞こう…」 「あぁ…悪かったな裕也…」 友也は倒れた椅子を戻し、座った 俺は田中の方を見た 田中は軽く頷いて言葉を発した
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