なし

4/11
前へ
/11ページ
次へ
そして、約束どおりに青空を泳ぐように飛んでゆく白い鳩の話や、赤や黄色の色とりどりに咲く花の話をしてやるのでした。 もぐらはそのたびに、「えっ、そうかい。」「本当かい?」 と熱心に首をうなずけたり、小さな手をパチパチとたたいたり、時には遠くを想い描くように、うっとりとほおづえをついたりしながら話を聞くのでした。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加