始まり

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「え、何沙也加、ばかなの?」 今日は真夏日 長かった終礼が終わり、滴る汗を拭いシーブリーズ(ピンク)を首に塗り、よし帰るか、と1人で呟いると不意に聞こえた私の悪口 後ろを振り向けばそこには片思い中(同性)の女、稲垣じゅりがいた 「じゅりぃぃい!」 「気がつくと私はじゅりに抱きついていた」 「なんで解説口調!!? つか離れろ気持ち悪い」 素早く私を押しのけて体を引き離される このツンデレさんったら☆ 「心の中でそう言いながら仕方なく私はじゅりから離れた」 「おーい…… 何を心で言ったんだよ てか解説ウザイ死ね」 ちょ、死ねって人に言ったらダメなんだよ!! 注意しようとしたがすぐやめた 自分もよく言う事を思い出したからだ 「てかそんな事どーでもいいんだって」 「何が!!!? なんの話!!!? 何がどーでもいいの!!!? さっきから何なの!!? 話が掴めないんだけど!!!!」 「私は君のハートが掴めないわ……」 「知るくぅぁあああ!!!!」
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