247人が本棚に入れています
本棚に追加
/264ページ
「はっ、橋本と?」
「うん」
その日の夜。
私は麻里に全て話そうと、電話していた。
「話すとこ見たことないんだけど……」
「うん」
……さっきから私「うん」しか言ってない。
「うん、ってあんた……」
「あのね麻里。実は……――」
私は麻里に話した。
罰ゲームのこと
私がそれにノること
仕返しすること
「……まぁ、由妃がいいならいいんじゃない?」
「……うん」
「あんた好きな人とかいないの?」
「いない」
「橋本のことはどう思う?」
――わかんない。
最初のコメントを投稿しよう!