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チュンチュン…
チュンチュン…
もう…朝かなぁ…
はやく起きなきゃ…
~回想~
「桜~桜!!はやく起きなさい!!高校遅れるわよ!!」
「まぁまぁ母さんそんなに怒んなくても…ねぇ…」
「あの子は何時も朝は遅いんですよ!!社会に出たら遅刻しましたは通用しませんよ!!」
と母さんと父さんの声が毎日していた…
「桜!!ご飯粒顔にくっついてる!!もう…髪の毛もさわいてないの…?ハァ…」
溜め息をつきながら髪の毛結ってくれてたよね
「寝坊はいかんぞ~母さんのようになるからな」
朗らかに笑って、いつも私の見方をしてくれた
いつもいた人達がいないから…
さみしくて…
目には大粒の涙が溢れていく…私…帰れるの…?
スィッ
誰かの指が頬を伝う雫を拭う…
「何を泣いている…どこか怪我でもしてるのか…?」
昨日会った人だ…
えっと…確か名前は土方さん…
独特な声だからすぐわかる…この人の声落ち着く…
「やっぱり頭でも打ったのか…」
昨日は無事に帰って来れたんだ!!
よかった…
よかったよ…
またポロポロ溢れ出てくる…
「お前泣き虫なんだなぁ…クス…泣き止め…俺達は無事だったよ…総司も無事だ…安心しろ…」
みんな無事だったんだ!!
「よかった!無事でよかった…グスン…」
本当によかった…
無事に帰れて…
んっ!?
その前に何故彼がここにいるの!?
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