6章

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「逃げません…」 「ほぉ…言うじゃねぇか」 土方さんが顔をズイッと近付けてニコッとそう言った… うっこの顔に弱いよ… 今の私顔真っ赤だよね…心臓だってドキドキしてて… どうしよう…気付かれる!? 「プッあっーははは!!腹いて…すっすまん…」 あーっ絶対馬鹿にされてる… 朝から嫌な感じ… 膨れっ面をしてプイッとそっぽ向く… 「すまん…お前といたら…飽きねぇ…ククッ」 「………笑ってますよね」 「だからすまねぇ…お前みたいなやつ居なかったからよ、新鮮でいいよ」 ニコッと笑う土方さんの顔見たら… 怒るに怒れない… 【どうしよう…何かときめいてしまう…夢の中の声の人に似てるから?それとも…これが…】 「そうだお前に渡したいものがある」 唐突に言われたものだから何をどう喜んでいいのかわからなかった…
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