第3章 夕焼けの女神

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「どうするの?これから」 浪岡が口を開いた。 浪岡独特の冷静な口調だ。 「どうするって…顧問がいなきゃ、活動できないし…」 「じゃあ、ホントに活動休止にするの?」 「俺だって活動休止にはしたくなかったけど、そもそも3人じゃコンクールには出られないだろ」 「美穂ちゃん、あんなに練習してたのにね」 「…。」 何も答えられなかった。 「でも、コンクールに出場できる方法、あるよ」 「…え?」
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