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音楽室のドアを開けると、そこには浪岡と林がいた。
…久々に部員が全員揃った。
「あ、先輩遅かったですね。先輩が遅れるなんて珍しい」
林が口を開いた。
浪岡は窓際に座り、運動場の方を眺めている。
「ん?あぁ、担任に呼ばれて職員室に言ってた」
「え!?先輩って悪いことするんですか。そんな風には見えないですけどね~」
…こいつは。
「違うよ、何を言いたかったのかはよく分からなかったけど、部活の事」
「部員の事ってなんですか?」
言いにくい…。
「あ、うん。ちょっとな」
僕が答えに迷っていると林がせかす。
「何の話しなんですか?」
…この際、全てちゃんと話すべきだ。
僕は職員室での話しを全て話した。
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