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「それじゃ向こうでも頑張ってくれよ?君は我社の期待の星なのだから。」
『ありがとうございます。』
「これ花束です。あとみんなからのメッセージカードも入ってるんで!アメリカでも先輩ならバリバリやれますよ!」
『ありがとう。お前も遅刻癖治せよ?』
「最後の最後まで先輩酷いっすよ~!」
僕の軽口に周りから笑いがこぼれる。
今日は会社で僕の昇進祝い(まだ昇進すると決まった訳ではないが)を簡単にだが開かれた。
飛行機の時間は夕方から。
なので朝から昼までみんなが祝ってくれてた。
荷物は朝送ったし、やることはもうない。
「あっ先輩!そういえばアレ書いて下さいよ!」
そう言って指指す方向を見ると簡単にだが、笹が飾れていた。
「今日は七夕なんで先輩以外みんな書いてるんですよ!」
だが僕は首を横に振った。
『ごめんな。僕はもう書いちゃったから。』
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