2011年7月7日

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周りがキョトンとした顔をした。 まぁそれはそうだろう。 『まぁとりあえず書けないってことだ。ごめんな。』 みんなはイマイチ納得出来ない様子だったが、すぐに話題が逸れてまた盛り上がった。 僕も楽しい時間を過ごさせてもらった。 そういえば会社のみんなと酒を呑むなんて久しぶりだな。 みんな相変わらず仲良くしてくれて嬉しい。 最近は仕事終わったらすぐ君の元へと行ってたから。 まぁそれでも君に会えるなら全く問題ないんだけど。 会社で酒を呑むという滅多にないことにみんなテンションが上がったのかいつもより呑む量が多い。 ましてや昼時から。 僕も呑んではいたが、あまり酔うことが出来なかった。 こんな賑やかな場でも君のことが頭に残って離れないから。 今日、君に会うことは止めた。 きっと今君にあったら行きたくなくなっちゃうから。 指にはお揃いのエンゲージリングが輝いていた。
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