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そうこうしているうちに僕の仕事は片付いた。
外はもう夕日によって朱く染まっている。
『すみません。お先に失礼します。』
僕は退社準備をして、君のいる場所へと車を走らせた。
ハンドルを握りながら夕日を見て、朝渡された短冊を思い出す。
何を書こうかな?
叶えてほしいことは山ほどある。
もちろん君のことばっかだけど。
まぁ良いか。
君にも相談してみよう。
僕は部屋で待つ君を思い浮かべて笑みを零しながら、車の速度を上げた。
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