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俺は机に書かれた文字を消しゴムで丁寧に消した後、机に伏せた
「……………………………」
しばらくボーッとしていると三上がこちらに来る
「………お前、暇なのか「お前もな…」………」
わざわざこっちまで来てそれを言いに来たのか と、表面上では呆れているものの、やっぱり来てくれたことは嬉しい
「………そんな事言うんだったらあっち行くよ………」
そういって離れて行こうとする三上の服を咄嗟に掴む
「……澤田ー…?」
「………行きたいなら行けば………」
俺は離さないけどな
「行けばって………」
三上は掴まれた服と俺を交互に見て戸惑っている
「………何………?」
「………いや、なんでもねぇ…」ニコッ
「あっそ…」
まだ服を掴んだまま そっぽ向く
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